同人ゴロとは何を指し、なぜ使われるのかを考える
2013年9月19日 同人イベント コメント (8)よく出る話題で、ついこの前も何か湧いてたので少し考えを纏めてみたかった
確たる考えがあるわけではないので、支離滅裂になるかもしれないがそれでもよろしければ下へどうぞ
わりと私は作り手側の立場を尊重する傾向がある、同時に真っ向からNOをつきつけることもあるからたちが悪いんだが
作り手でもないのにあたかも作り手側のふりをしているという蝙蝠だ
一、まず言葉の定義から
Q.同人ゴロってなーに?
A.
Ⅰ:合同誌等で人を集めておきながら、売り上げを独占して逃亡(ドロン)する奴
旧来の意味である、いまだに良くあり、たまに被害報告が上がる。
被害者は無垢な同人作家さんが多い・・・主催者の事をきちんと調べてから企画には参加しよう
海賊同人誌販売、テンバイヤーなどもここに入る
有名同人作家を集めて売り上げから企画料をかっぱらう純粋に儲けを目的とした企画屋もここに入るのかもしれない(通常の合同誌作成メインで活動するサークルと区別がつけづらいし、合同誌自体はきちんとしたものが出てくるし、ちゃんとお金の問題がかたついてるなら買い手側からは特に不満は出ないところである)
イベントをやるやる詐欺して金だけとってドロンしたケースもあった気もする?
幸い私はそのようなイベント詐欺を知らないだけであたかもしれない。
Ⅱ:その時々に流行している作品を題材とすることを重要視し、その作品への愛情や敬意が全く感じられない頒布物を制作し、それによって金銭的利益を上げている作者やサークル(ニコニコ大百科より転記)
イナゴとも呼ばれる
本文においてこれを扱う
関係ない:同人やくざ(笑)
勤続年数の長いサークルや、各ジャンルの重鎮サークル
イベントにでまくっててスタッフなのかどうなのかももう分からない恐いお兄さんたち
買い手や弱小サークルから勝手な妄想により畏怖の念を抱かれている
コ、コワイヨー、あのおじちゃんたちコワイヨー
何かおじちゃんたち先週も先々週もイベントにイタヨー
スタッフさんと和気藹々と喋ってるヨー
コワイヨー
なお、それを確認しているという事はこちらも3週連続でイベントに行っていたということである
売り手側は無数の買い手に対しそれらをいちいち認識する余裕などないだろうが買い手側は売り手を存外意識するものでありまして・・・
またそこらへんの話は買い手と売り手の意識の違いというお題で纏めてみたい
実際はここからの本文でも多少触れなくてはならないのだが
二、『同人ゴロ』という言葉の分解
もう一度言葉の定義を再掲する
その時々に流行している作品を題材とすることを重要視し、その作品への愛情や敬意が全く感じられない頒布物を制作し、それによって金銭的利益を上げている作者やサークル(ニコニコ大百科より転記)
ぱっとみ、うーん、まあそれだと確かに作品を心から愛してる人間からするとちょっと微妙に思えるかも知れんなぁ・・・なんて思えてくるが
そもそも定義自体が曖昧である
①「作品への愛情や敬意が全くかんじられない」
大変主観的であり、誰が愛情や敬意の度合いを判断するというのか?
世の中には歪んだ愛情というものが存在する、キの字が入ってたりガイの字が入ってたりキチガイだったりする場合もあるがそれもまた作者の愛の可能性は存在するのだ
それを人が受け入れれるかはさておきだが
②「金銭的利益を上げている」
誰がサークルの利益率を調べたんだ?
大体、大概のサークルは原価についてはひた隠しに隠す、赤字だったら公表する事はあるが黒字であるなら絶対いわん
印刷費や搬入費などを考えると基本的に黒字になるところなんてかなりの大手であり、大手になるまでに腐るほど赤字を叩いてきた努力の敬意を無視できるものではない
③「流行している作品を題材とすることを重要視し」
流行している作品とは、皆がはまっているから流行なのである
作者が流行している作品だから売れると思って描いたのか、普通にはまってしまって描きたくなって描いたのか、そんなことは誰にも分からない
と
通り一遍の批判が放たれる
非常に主観的な言葉であり、本来共感を得たりはしえないはずなのだが
それでも同人ゴロという言葉は今日もどこかで元気に使用され、物議をかもす
三、『同人ゴロ』という言葉が使用されるのはどういうサークル? どういう会話?
主に『同人ゴロ』という批判を受けるのはどんなサークルだろう?
定義よりさらに具体的なイメージに踏み込んでみよう
・ジャンル流行時に真っ先に飛びついてくる(ように見える)
・本の中でキャラがテンプレネタしかやらないORテンプレ台詞だけでごり押し(ているように見える)
・他ジャンルで出した本と同じネタをキャラ変えてやっているだけ(に見える、エロ漫画や4コマ系漫画に多い、展開が同じ)
・でっかいグッズ出す、単価たけえ、儲けている(ように見える)
・売れている(ように見える)、具体的にはイベントで壁・偽壁だったり同人ショップでお薦め棚とかにあったり
・ストーリーとか構想を練ってきたサークルさんより売れている(ように見える)
・次の流行がはじまったら即座に移動する、戻ってこない(ように見える)
あなたの中でそういったサークルさんを思い浮かべてみよう
意外と思いつくのではないだろうか?
行動自体は別に妙な事をしているわけではない、でも行動そのものは上記の状態になっているサークルは多いと思われる
では次に使用する会話シーンを考えてみよう
あなたは好きなサークルに向けて『同人ゴロ』という言葉を使うだろうか?
「うちこのサークル好きなんよー、同人ゴロだけど好きなんよー」
あ、ごめん、私使う可能性があった
やだ、同人ゴロだと思ってるのに財布がいうことを聞かないわ!
いわゆるツンデレである
だが基本的には『同人ゴロ』というのは嫌いなサークルに向けて使うと思われる
「あっこのサークルとか同人ゴロやろ」
「なんでこんな売れてるのかよーわからん」
「またジャンル変えて本だしとるし、儲けやがって」とでも続けてみよう
使い慣れない単語なのでぎこちないがこういう会話になるのだろうか?
多分、自分で買い支えておいて同人ゴロ呼ばわりする奇特な人間はそんなにいないと思う
なんでそんな言い方になってしまうのか?
嫌いなサークルならもっと分かりやすい嫌いである理由があるはずだ、それを提示すればよいのだ
どうして『同人ゴロ』という言葉を使うのか? 使ってしまうのか?
四、『同人ゴロ』という言葉を使ってしまう理由
①嫌儲(同人)
【同人は儲けてはならない】
という訳の分からない考えを持った謎の宗教団体による批判
まああんまり儲けたなら税務署にいくべきだとは思うが、なぜ儲けてはいけないのかが良くわからない
黙認してもらっている二次創作だからそれで儲けるなんて…というもっともらしい説をたれる人もいる
もっともらしいがもっともらしいだけである
マイルドな思考の場合、大きな黒字が許せないらしい
どうやって判断するのかは知らないが
個人的には需要と供給が界隈においてバランスしている以上その状態に口を出すだけ野暮だと思うんですがね、嫉妬にしか見えない
稀に印刷費や搬入費を計算してしまう原価厨がいるらしいが、彼らは大概人件費やアイデア費という概念を失ったブラック企業的な何かである
いやさ
本当に純粋に儲けるためだけにジャンルを渡り歩いているサークルが、ないとはいわない・・・が(グッズ系のサークルは生活かけてるところもある、だが彼らはそもそも生活かかってるので既に同人と呼ぶこと事態がおかしい気がする)
詐欺にあったわけでもないんだしさぁ?
あ、表紙詐欺にあったことなら難度でもありますよ、最近は被害少ないけど
②批判の言葉が出せない
出せないというのは、色々なケースがあるが、
基本的に『同人ゴロ』と称されるサークルは一定数売れているからこそ言われているのであり、つまりは支持者がそれなりにいるということがわかる
彼らの多数な声に対して生半可な理由で嫌いであることを表明してもその意見が通らないこともありうるのではないか?
嫌いであるという事を表明しなくてもいいだろ? という意見があるのは分かるが、
嫌いであるという事を表明できない世界もそれはそれで辛いものだ
好き嫌いの感情なんて実に主観的でありそれを持って議論すること事態がそもそもむなしいことではある(表明をし合ってそうなのかと認識しあう事は重要だが、相手の嫌いを無理やり好きに染めかえすのはあまり好ましくはなゐ、というかやりすぎが反発を招くのでやらないだけだけど)
最後の手段として『同人ゴロ』という言葉で抗おうとしているのではないだろうか?
だがそれは選んだ言葉が悪い
③批判の言葉が思いつかない
なんかもう生理的にこのサークルの作風がむかつくんだけど言葉が浮かばない
しかも技術が高いからへたくそ呼ばわりもできねぇ
薄っぺらいとかいったら自分が買ってる本も薄っぺらいぜ、どうすんだよ畜生
そんなときに丁度いい具合に相手を煽る言葉がそこにあった
①を味方に引き込める、という点で非常に使い勝手がよい、ヤッタゼ
五、同人ゴロという言葉を使う側の主張
パターン1
嫌儲
既に四で書いたとおりである
「同人で儲けようなど、おこがましい…!」
儲けてるかどうかなんて特にわからないけどジャンル乗換えまくって売り上げを稼いでいるように見えるなら、それは愛を失った行為だとして糾弾の対象である
「流行を食い物にして儲けるなんて…許せない!」
よりたちが悪いやつだと自分の好きなサークルは特にそういったことを気にせずお金を落とすところである
「この作品には…愛があるから…!」
パターン2
自分が好きなサークルさんがいる
特に好きでもないサークルがいる
好きなサークルさんはストーリーの構想はしっかりしているし絵も味があってよいし、もっと売れてもおかしくない…!
でもなぜか好きでもないサークルのほうが売れている
なんで? どうして? Why?
しかもあいつら売るだけ売って次の流行がきたらもうどっかへいきやがった・・・!
知名度か? 知名度が悪いのか?
あいつらは流行に擦り寄る事で知名度を稼いで、本当は俺の好きなサークルに行くはずの売り上げをもっていきやがったんだ…ちくしょう・・・ちくしょう・・・
なお、自分の好きなサークルがジャンル替えしたら尻尾を振ってついていく模様
パターン3
同人作家、ひいては作品の作者にはこうあって欲しいと思ってしまう読み手や買い手の悲しき性
とってもいい物語を書く人がいたとする
その人はきっと聖人に違いないと思っていてふとその人のツイッターをフォローしてみると
変なアイコンからキチガイじみた発言が飛び交っていたりおり、ゲームのバランスに対する悪態が延々と垂れ流されている・・・
とってもかわいらしい百合を描く人がいたとする
きっとこの人は素敵な人なんだなぁと思ってその人のツイッターをフォローしてみると会話が変態発言と理解不能な発言で埋め尽くされている…
とても素敵なSTGを作る人がいたとする
この人はきっとビールクズに違いないと思ってその人をフォローしてみると、アイコンがビールでやっぱりビールクズだったりして、ゲームの売り上げでビール飲んでゲーム作っててなんで健康なんだよあんた・・・だったりする
そういったことはよくあると思う
その時にどう考える?
「あの作者は変態だけど…でも作品は好きだから!」 となるか
「あのやろう純粋な俺の気持ちを踏みにじりやがった!!」と自分の勝手な妄想を盾に拒絶するか…
まあ、フォローするってことはそういうのも込みで見るわけであり、別にそこまで大きな問題は起きないとは思うが、
いいたいことは【作品から勝手な作者像を期待してしまう】ことの恐さ
んで、それが高じると【自分の好きな作品の二次創作を作る人は自分と同じくらい、それ以上に作品を愛しているやつが望ましい】となってしまうことがありうる、いや、ある、あるのだ
こうなるとジャンルを乗り換えまくる人への信頼度というのは大変下がる
そしてその人の本が売れていることが我慢ならなくなってくる
特に内容が薄っぺらい判押しみたいなのとかだとより怒りがこみ上げてくる(うっすいカラーイラスト本には逆にそこまで怒りを覚えない、そういうのに怒りを覚えるのは嫌儲のやつら)
何でこんな本が売れてるんだ…!?
こんな、こんな愛のないやつが書いた本が売れるなんて…しかもたくさん売れてる、こんな事があってたまるか?
耐えられない、なんだこの、とりあえずゲーム中にでてくる台詞いわせときゃいいみたいなの…!
パターン4
嫉妬
嫉妬してる場合かー! さっさと次の本をよきものに仕上げろー!
六.サークル(作り手)側としての主張、その他全うな意見
①流行というのは流行っているから流行である
当然絵師も音屋も皆はまっている、流行は流行っているから流行なのだ、はまってる人がいっぱいいるのだ、なぜ我々がはまってはいけない?
そしてはまっているから本を作る、何か問題があるのか?
次の流行にはまったからその本を作る、そこでジャンル移動があって何か問題があるのか?
そもそも『同人ゴロ』という言葉を使っている側はメインジャンルの移動をしないのか?
②薄っぺらいのには理由がある
色んなジャンルの本が描きたい!
ああ、また新しいのにはまった!
全部のキャラを描きたい…
そもそもこのアニメにはストーリーねーじゃねーか!
(流行したてでキャラの設定が固まっていないのでテンプレネタに頼るしかない)
締め切りまで後…
ネタが思い浮かばない…
これが私の芸なんです!
③いっぱい売れてるようにみえるやろ
つ、次の印刷費や(震え声)
秋の同人安全運動(同人って儲かるらしいぜ)
これだけで食ってける訳ないだろ…
④そもそも売れているのには理由がある
需要があるから売れている
本当に薄っぺらい内容でしかないのなら、皆買わなくなるはず
買わせる何かがあるから売れている、それを否定する事はできないはず
⑤見てほしい(切実)
まあ、この理由はあんまり『同人ゴロ』と呼ばれるサークルには当てはまらない
なぜならば既に売れているから
この理由が該当してスペースが厄介な事になっているのが同人ソフト界隈である(東方2次創作同人ソフトの増加)
⑥儲けてはいかんのか?
ええんやで
七、まとめ
そもそも、同人というのはまず誰かがつくらにゃはじまらんという大前提がある
我々が買いたい買いたいいったところで誰かが書かなきゃ買うものはありえない(自分で作るしかなくなる)
そしてそうやって作っている人に対して、特に作ってもいない人間が「お前は愛がない!」と言うのはいくらなんでも人として不出来ではないだろうか?
確かに儲けを重視したサークルがないとは言わない
だがただちょっと内容が薄いだけでジャンルを乗り換えまくってるサークルを持ってして、同人ゴロであるといい募るのは大変無理がある、他に嫌いな理由があるけどあえてそれを言わずにそちらから攻めているちょと卑怯な攻め方ではないか?
もしどうしても内容が薄い、もっとしっかり描いてほしいなーと思うならその旨を本の感想とともに作者さんにメールしよう
2chで陰口をたたくよりよっぽど有意義だと思うぞ
twitterでたたくのはまあ、名前出してるっちゃ出してるか、届くかはさておき
そしてそれでも作者さんが特に変わらくて、自分にとってそのサークルの存在がどうしても許せないならがんばって記憶から抹消しよう
もしくはなぜ許せないのかを見つめなおして理由を書き上げてみるといい、そうすると実は言うほど憎んでないのかもしれないという事に気づくかもしれない。
同人ゴロといわれてしまっているサークルに私から何か提言するようなことはないが、あえて言うなら、「たまにはひねり来い!」かなぁ
以上。(2013年9月19日記)
八、個人的な感情と、その他思い当たる節
1:実際のところ、好き嫌いって
若い魂がほとばしるとどうしても自分こそがこのジャンルを最も愛してる…という錯覚に陥る時は往々にしてある
最もかどうかはしらんが、愛してるって思いたい、その時に比較対象を求めてしまう
「こいつより、俺の方が愛してる」
その矛先としてテンプレネタの羅列された同人描いててそれが売れてる人とか、ね、向くよ、当然だよ。
こんなんで売れるんか!と思うよ
でもまあこの年になると、こんなんとか昔思ってた作品は実はそれまでの大変な努力で地位を築いて、たゆまない練習によって得た画力によって作成されているということがわかってくるんよ
そうして若いのが同じように滾ってるのを見て、どう思うかだよ
彼らを一概に若いなぁで切り捨てられるのか?
それとも彼らの情熱こそが、そのエネルギーこそが新しい文化を切り開くんじゃないか、妥協してしまったら終わりなんじゃないか・・・
好き嫌いは主観でしかない、だがその主観をぶつけ合った先に、10人に9人が好む物語が生まれる様を見たいのだ
上では好き嫌いを染めあうのは無粋などと大人ぶったことを書いているが、自分が好きなものを相手が好きになったら嬉しいに決まっとる
「好きを広め、嫌いを留める」というのをなるべく自分の中で実行したいとは思う
2:寂しい話
売れているがゆえに、ジャンル勃興時に2chスレなどにおけるテンプレネタを意識せず世に広めてしまっったなどの場合、そのテンプレネタを良しとしない人にとっては害悪以外の何者でもない・・・!
それに対する怒りというのはありうる問題である
その点は結構同情の余地はあるが、同人ゴロと呼ばずにその点を指摘してやればよいだけである
うちはPADネタ嫌いだからなー、だからといってPADネタやるやつは全員滅びろとは思わん、もう文化となったしさー
PADくらいならまだましだけど、ビッチとかそういう性格とかがね、先に広まってしまうと後出しで公式な口調なのに変とか言われる妹紅カワイソウデスになったりとか・・
最たるは掛け算の世界だね、あっちは論戦、はては相手を貶めあったりするらしいのでコワイコワイ…
それもまた、情熱の表れという事か、紳士的にいこうじゃないの
3:175
男性同人界隈より女性の方が結構その手に対する批判が厳しいのではなかろうか?
そうでもないのかなぁ、と思うが出戻りは許さない、見たいな空気をかもし出すとかあるのかな?
なんかそういう話を聞いた記憶があるが気のせいかもしれません
まーゆーたかて175してうれるってことはそりゃレベル高いんや、何かしらの方向でな
何かしらの方向でレベルが高いから買いたい人がたくさん出て、たくさん売れる
だから誕生日になって、偽壁になって、壁になる、成り上がる
そのベクトルがあうかあわないかというだけなのだ
別に誰もが万人に受けることを目的として作品を作ってるわけじゃあない
あくまで趣味でつくっとるんだ
4:体力の問題
同人誌を発行するサイクルが短い方を体力が高いとする
売れる→お金はいる→次の印刷費とイベント参加費用たまる→お、このアニメおもろいなー→イベントでよー→新刊描く→売れる→お金はいる→…
この一件自転車っぽいサイクルが自転車を卒業して確立しきったら、執筆速度がくっそ早い方はがんがん回す罠、だって描きたいから! といわれたらそうか、すごいなーとしかいいようがない
このままでは良くわからないから例を挙げよう
http://www.moonphase.jp/miyabi/ あとりえ雅
まあ折り本とか、コピ本とか新刊ない・・・とかもあるけど大体なんかしら出してくるよな、この無尽蔵な体力はどこから出てくるんだ
5:サイクル問題
近年どんどん流行のサイクルが速くなっている
これは情報伝達速度が速くなったからなのは間違いない、回線速度の問題ではなくSNS→ツイッター・LINEと繋がりながら伝播拡散していく形が生まれたからである
それもツイッタとLINEなら元のメッセージそのものが伝播していくのだから余計説得力があるわな
皆やってるからやってみよう、皆見てるし見てみるか、は当然なんだけど
なーんか、根付きが弱いんだよね? 何でだろうかと考えてみた
①新しいコンテンツが次々に出てきている
単純によいことである、分散してしまうけど、皆よければそれにこしたことはない
②現在の情報伝達においては新鮮さが重要視されすぎているキライがある
上書きされすぎている可能性
新しい事をやっていることが優越であるという考え、もしくはそういう流れがあるとするなら、定着率の低いまま次の流れにのってしまっているのかもしれない・・・?
③単に歴史をひっくり返すような強力なコンテンツが出てきていない
うちは東方の天下がこんなに続くなんて思ってなかった
というか同人ゲーム界隈がこんなことになるなんて毛ほども思ってなかった
月姫で凄いなと感じ、ひぐらしで異様だと思い、そして東方がきたのだ
(東方はWindows最初からの付き合いだからなんかこう・・・)
まどかもあんだけ流行ったけどかつての葉鍵のような勢いはない
エロゲ界にもうその力はほとんどのこっていない
次に現れるのは一体何なのか、もう4年ほど前から色んな人と話してるけどどうも雲を掴むような話になりがちである
とにかくサイクルが早くなってるんだから当然、皆のジャンル移動も早くなっていく
その中で時代に置き去りにされながらも自分の作りたいもんを見事作ってみせる人を、どうにも甘い採点しそうになるのがコワイコワイ
基準はぶれる、だがなるべく偏りは減らしたいもんである
6:嫌いなサークルってあるの?
苦手なサークルは多い
あっ・・・おるんや・・・で済ませるところはちょっとある
嫌いなサークルは、ある
誰にだって1人や2人気に食わないのはいると思う、聖人になった覚えはない
なので、存在を許せないサークルはある、無視だけではすまない、存在が許せない、存在が許されない
だが私は別に彼らの存在を左右できる人間ではないので、特に何事もなく日々は過ぎ、もしかしたらイベントで同じ空気を吸ってるかもしれない、でもつぶれてたらいいな>あのサークル
確たる考えがあるわけではないので、支離滅裂になるかもしれないがそれでもよろしければ下へどうぞ
わりと私は作り手側の立場を尊重する傾向がある、同時に真っ向からNOをつきつけることもあるからたちが悪いんだが
作り手でもないのにあたかも作り手側のふりをしているという蝙蝠だ
一、まず言葉の定義から
Q.同人ゴロってなーに?
A.
Ⅰ:合同誌等で人を集めておきながら、売り上げを独占して逃亡(ドロン)する奴
旧来の意味である、いまだに良くあり、たまに被害報告が上がる。
被害者は無垢な同人作家さんが多い・・・主催者の事をきちんと調べてから企画には参加しよう
海賊同人誌販売、テンバイヤーなどもここに入る
有名同人作家を集めて売り上げから企画料をかっぱらう純粋に儲けを目的とした企画屋もここに入るのかもしれない(通常の合同誌作成メインで活動するサークルと区別がつけづらいし、合同誌自体はきちんとしたものが出てくるし、ちゃんとお金の問題がかたついてるなら買い手側からは特に不満は出ないところである)
イベントをやるやる詐欺して金だけとってドロンしたケースもあった気もする?
幸い私はそのようなイベント詐欺を知らないだけであたかもしれない。
Ⅱ:その時々に流行している作品を題材とすることを重要視し、その作品への愛情や敬意が全く感じられない頒布物を制作し、それによって金銭的利益を上げている作者やサークル(ニコニコ大百科より転記)
イナゴとも呼ばれる
本文においてこれを扱う
関係ない:同人やくざ(笑)
勤続年数の長いサークルや、各ジャンルの重鎮サークル
イベントにでまくっててスタッフなのかどうなのかももう分からない恐いお兄さんたち
買い手や弱小サークルから勝手な妄想により畏怖の念を抱かれている
コ、コワイヨー、あのおじちゃんたちコワイヨー
何かおじちゃんたち先週も先々週もイベントにイタヨー
スタッフさんと和気藹々と喋ってるヨー
コワイヨー
なお、それを確認しているという事はこちらも3週連続でイベントに行っていたということである
売り手側は無数の買い手に対しそれらをいちいち認識する余裕などないだろうが買い手側は売り手を存外意識するものでありまして・・・
またそこらへんの話は買い手と売り手の意識の違いというお題で纏めてみたい
実際はここからの本文でも多少触れなくてはならないのだが
二、『同人ゴロ』という言葉の分解
もう一度言葉の定義を再掲する
その時々に流行している作品を題材とすることを重要視し、その作品への愛情や敬意が全く感じられない頒布物を制作し、それによって金銭的利益を上げている作者やサークル(ニコニコ大百科より転記)
ぱっとみ、うーん、まあそれだと確かに作品を心から愛してる人間からするとちょっと微妙に思えるかも知れんなぁ・・・なんて思えてくるが
そもそも定義自体が曖昧である
①「作品への愛情や敬意が全くかんじられない」
大変主観的であり、誰が愛情や敬意の度合いを判断するというのか?
世の中には歪んだ愛情というものが存在する、キの字が入ってたりガイの字が入ってたりキチガイだったりする場合もあるがそれもまた作者の愛の可能性は存在するのだ
それを人が受け入れれるかはさておきだが
②「金銭的利益を上げている」
誰がサークルの利益率を調べたんだ?
大体、大概のサークルは原価についてはひた隠しに隠す、赤字だったら公表する事はあるが黒字であるなら絶対いわん
印刷費や搬入費などを考えると基本的に黒字になるところなんてかなりの大手であり、大手になるまでに腐るほど赤字を叩いてきた努力の敬意を無視できるものではない
③「流行している作品を題材とすることを重要視し」
流行している作品とは、皆がはまっているから流行なのである
作者が流行している作品だから売れると思って描いたのか、普通にはまってしまって描きたくなって描いたのか、そんなことは誰にも分からない
と
通り一遍の批判が放たれる
非常に主観的な言葉であり、本来共感を得たりはしえないはずなのだが
それでも同人ゴロという言葉は今日もどこかで元気に使用され、物議をかもす
三、『同人ゴロ』という言葉が使用されるのはどういうサークル? どういう会話?
主に『同人ゴロ』という批判を受けるのはどんなサークルだろう?
定義よりさらに具体的なイメージに踏み込んでみよう
・ジャンル流行時に真っ先に飛びついてくる(ように見える)
・本の中でキャラがテンプレネタしかやらないORテンプレ台詞だけでごり押し(ているように見える)
・他ジャンルで出した本と同じネタをキャラ変えてやっているだけ(に見える、エロ漫画や4コマ系漫画に多い、展開が同じ)
・でっかいグッズ出す、単価たけえ、儲けている(ように見える)
・売れている(ように見える)、具体的にはイベントで壁・偽壁だったり同人ショップでお薦め棚とかにあったり
・ストーリーとか構想を練ってきたサークルさんより売れている(ように見える)
・次の流行がはじまったら即座に移動する、戻ってこない(ように見える)
あなたの中でそういったサークルさんを思い浮かべてみよう
意外と思いつくのではないだろうか?
行動自体は別に妙な事をしているわけではない、でも行動そのものは上記の状態になっているサークルは多いと思われる
では次に使用する会話シーンを考えてみよう
あなたは好きなサークルに向けて『同人ゴロ』という言葉を使うだろうか?
「うちこのサークル好きなんよー、同人ゴロだけど好きなんよー」
あ、ごめん、私使う可能性があった
やだ、同人ゴロだと思ってるのに財布がいうことを聞かないわ!
いわゆるツンデレである
だが基本的には『同人ゴロ』というのは嫌いなサークルに向けて使うと思われる
「あっこのサークルとか同人ゴロやろ」
「なんでこんな売れてるのかよーわからん」
「またジャンル変えて本だしとるし、儲けやがって」とでも続けてみよう
使い慣れない単語なのでぎこちないがこういう会話になるのだろうか?
多分、自分で買い支えておいて同人ゴロ呼ばわりする奇特な人間はそんなにいないと思う
なんでそんな言い方になってしまうのか?
嫌いなサークルならもっと分かりやすい嫌いである理由があるはずだ、それを提示すればよいのだ
どうして『同人ゴロ』という言葉を使うのか? 使ってしまうのか?
四、『同人ゴロ』という言葉を使ってしまう理由
①嫌儲(同人)
【同人は儲けてはならない】
という訳の分からない考えを持った謎の宗教団体による批判
まああんまり儲けたなら税務署にいくべきだとは思うが、なぜ儲けてはいけないのかが良くわからない
黙認してもらっている二次創作だからそれで儲けるなんて…というもっともらしい説をたれる人もいる
もっともらしいがもっともらしいだけである
マイルドな思考の場合、大きな黒字が許せないらしい
どうやって判断するのかは知らないが
個人的には需要と供給が界隈においてバランスしている以上その状態に口を出すだけ野暮だと思うんですがね、嫉妬にしか見えない
稀に印刷費や搬入費を計算してしまう原価厨がいるらしいが、彼らは大概人件費やアイデア費という概念を失ったブラック企業的な何かである
いやさ
本当に純粋に儲けるためだけにジャンルを渡り歩いているサークルが、ないとはいわない・・・が(グッズ系のサークルは生活かけてるところもある、だが彼らはそもそも生活かかってるので既に同人と呼ぶこと事態がおかしい気がする)
詐欺にあったわけでもないんだしさぁ?
あ、表紙詐欺にあったことなら難度でもありますよ、最近は被害少ないけど
②批判の言葉が出せない
出せないというのは、色々なケースがあるが、
基本的に『同人ゴロ』と称されるサークルは一定数売れているからこそ言われているのであり、つまりは支持者がそれなりにいるということがわかる
彼らの多数な声に対して生半可な理由で嫌いであることを表明してもその意見が通らないこともありうるのではないか?
嫌いであるという事を表明しなくてもいいだろ? という意見があるのは分かるが、
嫌いであるという事を表明できない世界もそれはそれで辛いものだ
好き嫌いの感情なんて実に主観的でありそれを持って議論すること事態がそもそもむなしいことではある(表明をし合ってそうなのかと認識しあう事は重要だが、相手の嫌いを無理やり好きに染めかえすのはあまり好ましくはなゐ、というかやりすぎが反発を招くのでやらないだけだけど)
最後の手段として『同人ゴロ』という言葉で抗おうとしているのではないだろうか?
だがそれは選んだ言葉が悪い
③批判の言葉が思いつかない
なんかもう生理的にこのサークルの作風がむかつくんだけど言葉が浮かばない
しかも技術が高いからへたくそ呼ばわりもできねぇ
薄っぺらいとかいったら自分が買ってる本も薄っぺらいぜ、どうすんだよ畜生
そんなときに丁度いい具合に相手を煽る言葉がそこにあった
①を味方に引き込める、という点で非常に使い勝手がよい、ヤッタゼ
五、同人ゴロという言葉を使う側の主張
パターン1
嫌儲
既に四で書いたとおりである
「同人で儲けようなど、おこがましい…!」
儲けてるかどうかなんて特にわからないけどジャンル乗換えまくって売り上げを稼いでいるように見えるなら、それは愛を失った行為だとして糾弾の対象である
「流行を食い物にして儲けるなんて…許せない!」
よりたちが悪いやつだと自分の好きなサークルは特にそういったことを気にせずお金を落とすところである
「この作品には…愛があるから…!」
パターン2
自分が好きなサークルさんがいる
特に好きでもないサークルがいる
好きなサークルさんはストーリーの構想はしっかりしているし絵も味があってよいし、もっと売れてもおかしくない…!
でもなぜか好きでもないサークルのほうが売れている
なんで? どうして? Why?
しかもあいつら売るだけ売って次の流行がきたらもうどっかへいきやがった・・・!
知名度か? 知名度が悪いのか?
あいつらは流行に擦り寄る事で知名度を稼いで、本当は俺の好きなサークルに行くはずの売り上げをもっていきやがったんだ…ちくしょう・・・ちくしょう・・・
なお、自分の好きなサークルがジャンル替えしたら尻尾を振ってついていく模様
パターン3
同人作家、ひいては作品の作者にはこうあって欲しいと思ってしまう読み手や買い手の悲しき性
とってもいい物語を書く人がいたとする
その人はきっと聖人に違いないと思っていてふとその人のツイッターをフォローしてみると
変なアイコンからキチガイじみた発言が飛び交っていたりおり、ゲームのバランスに対する悪態が延々と垂れ流されている・・・
とってもかわいらしい百合を描く人がいたとする
きっとこの人は素敵な人なんだなぁと思ってその人のツイッターをフォローしてみると会話が変態発言と理解不能な発言で埋め尽くされている…
とても素敵なSTGを作る人がいたとする
この人はきっとビールクズに違いないと思ってその人をフォローしてみると、アイコンがビールでやっぱりビールクズだったりして、ゲームの売り上げでビール飲んでゲーム作っててなんで健康なんだよあんた・・・だったりする
そういったことはよくあると思う
その時にどう考える?
「あの作者は変態だけど…でも作品は好きだから!」 となるか
「あのやろう純粋な俺の気持ちを踏みにじりやがった!!」と自分の勝手な妄想を盾に拒絶するか…
まあ、フォローするってことはそういうのも込みで見るわけであり、別にそこまで大きな問題は起きないとは思うが、
いいたいことは【作品から勝手な作者像を期待してしまう】ことの恐さ
んで、それが高じると【自分の好きな作品の二次創作を作る人は自分と同じくらい、それ以上に作品を愛しているやつが望ましい】となってしまうことがありうる、いや、ある、あるのだ
こうなるとジャンルを乗り換えまくる人への信頼度というのは大変下がる
そしてその人の本が売れていることが我慢ならなくなってくる
特に内容が薄っぺらい判押しみたいなのとかだとより怒りがこみ上げてくる(うっすいカラーイラスト本には逆にそこまで怒りを覚えない、そういうのに怒りを覚えるのは嫌儲のやつら)
何でこんな本が売れてるんだ…!?
こんな、こんな愛のないやつが書いた本が売れるなんて…しかもたくさん売れてる、こんな事があってたまるか?
耐えられない、なんだこの、とりあえずゲーム中にでてくる台詞いわせときゃいいみたいなの…!
パターン4
嫉妬
嫉妬してる場合かー! さっさと次の本をよきものに仕上げろー!
六.サークル(作り手)側としての主張、その他全うな意見
①流行というのは流行っているから流行である
当然絵師も音屋も皆はまっている、流行は流行っているから流行なのだ、はまってる人がいっぱいいるのだ、なぜ我々がはまってはいけない?
そしてはまっているから本を作る、何か問題があるのか?
次の流行にはまったからその本を作る、そこでジャンル移動があって何か問題があるのか?
そもそも『同人ゴロ』という言葉を使っている側はメインジャンルの移動をしないのか?
②薄っぺらいのには理由がある
色んなジャンルの本が描きたい!
ああ、また新しいのにはまった!
全部のキャラを描きたい…
そもそもこのアニメにはストーリーねーじゃねーか!
(流行したてでキャラの設定が固まっていないのでテンプレネタに頼るしかない)
締め切りまで後…
ネタが思い浮かばない…
これが私の芸なんです!
③いっぱい売れてるようにみえるやろ
つ、次の印刷費や(震え声)
秋の同人安全運動(同人って儲かるらしいぜ)
これだけで食ってける訳ないだろ…
④そもそも売れているのには理由がある
需要があるから売れている
本当に薄っぺらい内容でしかないのなら、皆買わなくなるはず
買わせる何かがあるから売れている、それを否定する事はできないはず
⑤見てほしい(切実)
まあ、この理由はあんまり『同人ゴロ』と呼ばれるサークルには当てはまらない
なぜならば既に売れているから
この理由が該当してスペースが厄介な事になっているのが同人ソフト界隈である(東方2次創作同人ソフトの増加)
⑥儲けてはいかんのか?
ええんやで
七、まとめ
そもそも、同人というのはまず誰かがつくらにゃはじまらんという大前提がある
我々が買いたい買いたいいったところで誰かが書かなきゃ買うものはありえない(自分で作るしかなくなる)
そしてそうやって作っている人に対して、特に作ってもいない人間が「お前は愛がない!」と言うのはいくらなんでも人として不出来ではないだろうか?
確かに儲けを重視したサークルがないとは言わない
だがただちょっと内容が薄いだけでジャンルを乗り換えまくってるサークルを持ってして、同人ゴロであるといい募るのは大変無理がある、他に嫌いな理由があるけどあえてそれを言わずにそちらから攻めているちょと卑怯な攻め方ではないか?
もしどうしても内容が薄い、もっとしっかり描いてほしいなーと思うならその旨を本の感想とともに作者さんにメールしよう
2chで陰口をたたくよりよっぽど有意義だと思うぞ
twitterでたたくのはまあ、名前出してるっちゃ出してるか、届くかはさておき
そしてそれでも作者さんが特に変わらくて、自分にとってそのサークルの存在がどうしても許せないならがんばって記憶から抹消しよう
もしくはなぜ許せないのかを見つめなおして理由を書き上げてみるといい、そうすると実は言うほど憎んでないのかもしれないという事に気づくかもしれない。
同人ゴロといわれてしまっているサークルに私から何か提言するようなことはないが、あえて言うなら、「たまにはひねり来い!」かなぁ
以上。(2013年9月19日記)
八、個人的な感情と、その他思い当たる節
1:実際のところ、好き嫌いって
若い魂がほとばしるとどうしても自分こそがこのジャンルを最も愛してる…という錯覚に陥る時は往々にしてある
最もかどうかはしらんが、愛してるって思いたい、その時に比較対象を求めてしまう
「こいつより、俺の方が愛してる」
その矛先としてテンプレネタの羅列された同人描いててそれが売れてる人とか、ね、向くよ、当然だよ。
こんなんで売れるんか!と思うよ
でもまあこの年になると、こんなんとか昔思ってた作品は実はそれまでの大変な努力で地位を築いて、たゆまない練習によって得た画力によって作成されているということがわかってくるんよ
そうして若いのが同じように滾ってるのを見て、どう思うかだよ
彼らを一概に若いなぁで切り捨てられるのか?
それとも彼らの情熱こそが、そのエネルギーこそが新しい文化を切り開くんじゃないか、妥協してしまったら終わりなんじゃないか・・・
好き嫌いは主観でしかない、だがその主観をぶつけ合った先に、10人に9人が好む物語が生まれる様を見たいのだ
上では好き嫌いを染めあうのは無粋などと大人ぶったことを書いているが、自分が好きなものを相手が好きになったら嬉しいに決まっとる
「好きを広め、嫌いを留める」というのをなるべく自分の中で実行したいとは思う
2:寂しい話
売れているがゆえに、ジャンル勃興時に2chスレなどにおけるテンプレネタを意識せず世に広めてしまっったなどの場合、そのテンプレネタを良しとしない人にとっては害悪以外の何者でもない・・・!
それに対する怒りというのはありうる問題である
その点は結構同情の余地はあるが、同人ゴロと呼ばずにその点を指摘してやればよいだけである
うちはPADネタ嫌いだからなー、だからといってPADネタやるやつは全員滅びろとは思わん、もう文化となったしさー
PADくらいならまだましだけど、ビッチとかそういう性格とかがね、先に広まってしまうと後出しで公式な口調なのに変とか言われる妹紅カワイソウデスになったりとか・・
最たるは掛け算の世界だね、あっちは論戦、はては相手を貶めあったりするらしいのでコワイコワイ…
それもまた、情熱の表れという事か、紳士的にいこうじゃないの
3:175
男性同人界隈より女性の方が結構その手に対する批判が厳しいのではなかろうか?
そうでもないのかなぁ、と思うが出戻りは許さない、見たいな空気をかもし出すとかあるのかな?
なんかそういう話を聞いた記憶があるが気のせいかもしれません
まーゆーたかて175してうれるってことはそりゃレベル高いんや、何かしらの方向でな
何かしらの方向でレベルが高いから買いたい人がたくさん出て、たくさん売れる
だから誕生日になって、偽壁になって、壁になる、成り上がる
そのベクトルがあうかあわないかというだけなのだ
別に誰もが万人に受けることを目的として作品を作ってるわけじゃあない
あくまで趣味でつくっとるんだ
4:体力の問題
同人誌を発行するサイクルが短い方を体力が高いとする
売れる→お金はいる→次の印刷費とイベント参加費用たまる→お、このアニメおもろいなー→イベントでよー→新刊描く→売れる→お金はいる→…
この一件自転車っぽいサイクルが自転車を卒業して確立しきったら、執筆速度がくっそ早い方はがんがん回す罠、だって描きたいから! といわれたらそうか、すごいなーとしかいいようがない
このままでは良くわからないから例を挙げよう
http://www.moonphase.jp/miyabi/ あとりえ雅
まあ折り本とか、コピ本とか新刊ない・・・とかもあるけど大体なんかしら出してくるよな、この無尽蔵な体力はどこから出てくるんだ
5:サイクル問題
近年どんどん流行のサイクルが速くなっている
これは情報伝達速度が速くなったからなのは間違いない、回線速度の問題ではなくSNS→ツイッター・LINEと繋がりながら伝播拡散していく形が生まれたからである
それもツイッタとLINEなら元のメッセージそのものが伝播していくのだから余計説得力があるわな
皆やってるからやってみよう、皆見てるし見てみるか、は当然なんだけど
なーんか、根付きが弱いんだよね? 何でだろうかと考えてみた
①新しいコンテンツが次々に出てきている
単純によいことである、分散してしまうけど、皆よければそれにこしたことはない
②現在の情報伝達においては新鮮さが重要視されすぎているキライがある
上書きされすぎている可能性
新しい事をやっていることが優越であるという考え、もしくはそういう流れがあるとするなら、定着率の低いまま次の流れにのってしまっているのかもしれない・・・?
③単に歴史をひっくり返すような強力なコンテンツが出てきていない
うちは東方の天下がこんなに続くなんて思ってなかった
というか同人ゲーム界隈がこんなことになるなんて毛ほども思ってなかった
月姫で凄いなと感じ、ひぐらしで異様だと思い、そして東方がきたのだ
(東方はWindows最初からの付き合いだからなんかこう・・・)
まどかもあんだけ流行ったけどかつての葉鍵のような勢いはない
エロゲ界にもうその力はほとんどのこっていない
次に現れるのは一体何なのか、もう4年ほど前から色んな人と話してるけどどうも雲を掴むような話になりがちである
とにかくサイクルが早くなってるんだから当然、皆のジャンル移動も早くなっていく
その中で時代に置き去りにされながらも自分の作りたいもんを見事作ってみせる人を、どうにも甘い採点しそうになるのがコワイコワイ
基準はぶれる、だがなるべく偏りは減らしたいもんである
6:嫌いなサークルってあるの?
苦手なサークルは多い
あっ・・・おるんや・・・で済ませるところはちょっとある
嫌いなサークルは、ある
誰にだって1人や2人気に食わないのはいると思う、聖人になった覚えはない
なので、存在を許せないサークルはある、無視だけではすまない、存在が許せない、存在が許されない
だが私は別に彼らの存在を左右できる人間ではないので、特に何事もなく日々は過ぎ、もしかしたらイベントで同じ空気を吸ってるかもしれない、でもつぶれてたらいいな>あのサークル
コメント
もちろんそれに自ら関わっても誰も得しないのでそんな事は致しませんけども。
こんな場末の記事を読んでいただきありがとうございます
思いつくままかいたせいで今読み返してみると非常につたないものではありますが・・・
原作読んでれば間違えるはず無い部分(一人称・二人称を初めとした口調、キャラの物語での立ち位置、身体的特徴等々)がおかしいとかがいい篩かと
これに対して怒りを覚えるのは当たり前 その上実際儲けてしまうから叩かれる。それに当てはまるサークルを叩く人を全て嫌儲と纏めるにはちょっと偏りすぎてるよ。
モラルを逸脱してるのはたしか
悪いもの・やってほしくないことにははっきりとやるなと伝えるかルールを作る
それをやらないで漠然と「儲けてはならない」なんてそれこそ筋が通っとらん
モラルの優先度なんざ実際のルールと比べたらたかが知れてる
公式が「〇〇円以上の売上出すな」って言って
それ以上の売上を出したという具体例を挙げてから叩け
無駄に、表現の自由が尊重される国ですからね。そこにお金が絡むとややこしくなるのは当然です。白黒で決めようとするのは稚拙かと。